海外留学・移住中の日本の持ち家はどうする?賃貸と売却どちらを選ぶか

子連れオーストラリア留学・移住【準備編】
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海外移住中の持ち家の管理、どうするか決めていますか?

本記事では、私たちの家族の留学中~本格的な移住計画までの持ち家の管理方法について、具体的な経験談も交えつつ、詳しくシェアしていきます。

代表的な管理方法についてのメリット・デメリットもまとめたので、管理の方法に迷っている方はぜひチェックしてみてください。

\目次から気になる項目に飛べます/

我が家のケースを紹介

私たちは留学で2年間をオーストラリアで過ごしました。

当初は永住権の取得などはまったく想定しておらず、留学後はもとのマンションに戻るつもりでした。

そこで留学期間中の管理方法として最初に選んだのは「定期借家」でした。

Q 定期借家契約(リロケーション)とは何ですか?

A あらかじめ契約期間を定めておき、定めた期間が満了すると賃貸借が終了する契約のことをいいます。転勤などで一時的に空き家になる場合などに使われます。

リビンマッチさんのサイトから引用。

しかし、定期借家での賃貸期間を経て、最終的には売却に踏み切ることにしたのです。

その決断に至った理由については、次の管理方法のメリット・デメリットの項目で詳しく触れていきます。

海外移住・留学中の持ち家管理の方法とメリット・デメリット

海外に暮らす間の持ち家の管理方法としては、次の3つが挙げられます。

  1. 空き家のままにする
  2. 賃貸にする(普通借家or定期借家)
  3. 売却する

それぞれの長所・短所について、私たちの事例を交えつつ説明していきますね。

空き家のままにする場合のメリット・デメリット

帰ってくる家を残しておきたい場合は、空き家のままにしておくという方法があります。


メリット
  • 帰国時や一時帰国時、すぐに自分の家に戻れる
  • 家財を残していけるため、引っ越しが多少ラクになる
デメリット
  • 定期的に換気などをしないと家や家財が痛むので、誰かに管理を頼む必要がある
  • ローンが残っている場合、現地の家賃とローンのダブルの支払いで出費がかさんでしまう

うちは両実家とも遠方だったため、親に管理をお願いすることはできず。

またオーストラリアの高い家賃を払いながらのローン返済はどう考えても無理・・・!

留守宅を定期的に管理してくれる会社に頼むこともできるのですが、どうせお願いするなら賃貸にした方がよいのでは?と考えました。

というわけで、結果的に我が家は持ち家を空き家にすることはありませんでした。

賃貸にする場合のメリットデメリット

私たちが留学中の管理方法に選んだのは、賃貸の中でも「定期借家」という期間限定で契約を結んでもらう方法でした。

定期借家であれば留学などが終わって帰国したタイミングで自宅に戻ることができると考えたからです。

家賃収入も入るし、ベストソリューション!と思いきや、意外とデメリットも多かった(我が家のケースでは)のも事実です。


メリット
  • 人に住んでもらうことで家が傷みにくくなる
  • 家賃収入が住宅ローン返済の足しになる
  • 内見に立ち会うことができればどんな借り主さんかある程度は確認できる
デメリット
  • 期間限定で賃貸に出す分、普通借家よりも借り手に好条件(賃料を下げるなど)を提示する必要があった
  • 家賃収入だけではローン返済・管理費・修繕積立金をまかないきれなかった
  • 貸し出す前に痛んでいる部分のリフォームが必要だった
    (我が家はトイレを20万円くらいでリフォーム。自分たちが使うわけでもないのに、人に新品のトイレをプレゼントすることになろうとは・・・。)
  • 賃貸中に設備の故障があり、修理費用を負担しなければならなかった
  • 確定申告に大変な手間がかかった

家賃収入は得られましたが、トータルでみると大分足が出ました。

また確定申告が予想以上に面倒

さらにオーストラリアに滞在しているうちに、当初は予想していなかった気持ちの変化がありました。

  • 住みたい家や地域に対する価値観がまるきり変わってしまった
  • 留学期間は終えたが、永住権取得を目指したくなった
  • たとえ永住が叶わなかったとしても、帰国する頃には子供も大きくなるため、現状の広さや間取りでは合わなくなる可能性がある

こうして我が家はマンション売却に向け一気に動き出すことになったのです。

売却する場合のメリット・デメリット

将来的に住む可能性がほとんどない場合や、帰国後に住み替えの可能性がある場合には、やはり売却が良いと考えられます。


メリット
  • 維持管理の手間や費用の悩みから解放される
  • 売却益が出れば、移住資金の大きな足しになる
デメリット
  • 同じ家には住めなくなる
  • 相場の下落・値崩れによって、売却益が見込めない場合がある

上記の流れから、我が家はマンションを査定に出すことにしました。

結果、購入額よりも500~700万円高い金額での査定が出たのです。

もちろん、あくまで査定額なので今後具体的な売却が始まってから前後する可能性はあります。

査定額の高さには驚きました・・・!

でも移住資金は多くあるに越したことはないので、ありがたいです!

査定をお願いした複数の会社さんいわく、ちょうど現在(2022.12頃)はコロナの影響もあって我が家の暮らしていた地域のマンションの価格が高騰しているのだとか。

今後の物件の価格変動は読めないところもあるので、もしすぐに売却しない場合でも、持ち家の価格は定期的にウォッチしておいて損はないと感じました。

ちなみに我が家はサイトで一括査定をしてもらいました。

まずはざっくりと数社の査定額を見たかったので手軽に一括査定できるところがいいなと思い、知人にすすめられて利用してみました。

売却の査定とあわせて賃貸に出した場合の賃料査定も頼めたので、売却か賃貸かで迷っている人や、賃料の見直しをしたい人にも使いやすいかなと思います。

入力もチャットで簡単に答えていくだけなので、とても気軽に利用できて良かったです。

海外移住の際の持ち家管理の方法はどうやって決める?

海外移住で持ち家の管理方法を検討する場合、以下のポイントが重要です。

  • 持ち家の売却額の相場を知る
  • 賃貸に出した場合の賃料を知る(定期借家の場合は低くなる可能性があるので要注意)
  • 持ち家を売却しない場合にかかる税金・必要な手続きを調べる
  • 海外から戻った時にまた住みたいと思える家・地域かどうかを考える

「最初は賃貸」と決めている場合でも、持ち家の価値は把握しておくと、より具体的な金額での比較ができるので、グンと検討しやすくなります。

我が家のように、帰国後に意思が変わったり、思いがけない査定額が出たりして、売却に向けて一気に動き出すケースもあります。

何かしらアップデートがあれば、また追記しますね。

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